各 位

この度の未曾有の震災被害にたいして
心からのお見舞い、お悔やみを申し上げます。
痛ましい現実に日本国民の一人として、私たちは音楽祭の中止をすべきではないか、真剣に考えて参りました。

その時にアルゲリッチ総裁からの連絡を受け、自分が出来る全てを被災者支援のために捧げたい、という意思を知りました。

自らの不安や危険も顧みず、いまこの時だからこそ来日をして日本の皆さんと共に被災者支援に協力をしたい、というアルゲリッチ総裁の心に深く感銘を受け、勇気も頂きました。

また、アルゲリッチ総裁のもとこれまでも、社会への芸術の役割や使命を問いつづけて参りましたアルゲリッチ芸術振興財団の音楽祭として、ただ単に、「お祭り」としての音楽祭の在りようとは一線を画して、社会へメッセージを送り続けて参りましたことも理由の一つであり、同時に 今こそ総裁の「寛容と連帯」というポリシーを具現化すべきだとも考えました。

さまざまな考えや思いは人それぞれでありますのでご批判もあるのだと思います。
しかし、敢えて私はアルゲリッチ総裁の思いを全身全霊で受けとめて、今回の音楽祭を被災者支援のために役立つ音楽祭とすべく、行政並びに関係各所の賛同を得て、関係者一同覚悟を持って臨ませて頂きたいと決心をいたしました。 
どうか皆さまのご理解とご協力を衷心からお願い申しあげます。

余震や原発の影響が続く中、皆さまくれぐれもお気をつけてお過ごしくださいませ。

            平成23年3月24日

         財団法人アルゲリッチ芸術振興財団 副理事長 伊藤京子




別府アルゲリッチ音楽祭
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