皆さまいかがお過ごしですか。
まだまだコロナウイルスは長い道のりとなりそうですが、くれぐれもお気をつけてお過ごしください。
人との接触を避けていくことが、感染を防ぐことになる、ということで全てのライブ活動が止まった状態です。
私たちの活動も切実な状況にあります。
しかし、何もかも諦めてしまってはいけない、とも思う日々です。
その一つとして動画で音楽祭のアーカイブス公開
を始動しました。お楽しみくださいませ。

人は考える葦、なのですからきっと新しい工夫や方法で、コンサートも演劇も再開出来るのだと思います。
ホールにも対策を要望しています。
3Dプリンターで、座席を囲うフェースシールドならぬシートシールドの加工も出来るのだと思います。

人類の歴史は疫病との闘いとも言われています。
これからも様々な病原菌やウイルスとの生活を強いられるのでしょう。
そのためには防衛する知恵がこれまで以上に必要となりそうです。
アルゲリッチが日頃から言っている「寛容と連帯」が今こそ必要なのだと実感しています。

小澤征爾氏率いる水戸室内管弦楽団とアルゲリッチ総裁が共演したベートーヴェンのピアノ協奏曲第2番が世界同時発売されました。
昨年の演奏のライブ録音です。言葉で素晴らしい、と簡単には表現出来ない演奏です。
三者の音楽への深い愛情、オーケストラメンバーの小澤氏への敬愛と小澤氏とアルゲリッチの信頼。
見事に偉大なベートーヴェンの作品に再び命を吹き込んだ瞬間に立ち会えます。

ベートーヴェンの二番のピアノ協奏曲は、水戸市での演奏の前に、東京オペラシティでも演奏されました。
この会場には、長年お見守りいただいている美智子上皇后陛下と共に上皇陛下にもご行啓賜りました。
小澤征爾氏とも長くご親交がおありです。
会場は両陛下のお姿と、お元気に舞台に登場してくださった小澤氏への特別な熱い感情に包まれていました。
きっとこの演奏会は長く語り継がれる貴重なものとなったのではないでしょうか。
いつの日か、DVDで広く皆さまにも観ていただきたいと願っています。
資金調達がんばります!

今、大銀経済経営研究所の取材をお受けして、「MY WAY」という人生をふりかえる機会をいただき4回シリーズで大銀経済経営研究所の会報誌へ掲載されます。
大分銀行とこのアルゲリッチ音楽祭は大事なご縁があり、アルゲリッチ総裁がここ大分県で初めてのコンサートをするきっかけを作っていただきました。そしてこの来県が、中村別府市長(当時)の夢実現への出会いとなったのです。
その立役者、安藤昭三元頭取がそのエピソードを語られている記事を大分合同新聞社のご協力で、転載いたします。

2020年6月1日

公益財団法人アルゲリッチ芸術振興財団副理事長
別府アルゲリッチ音楽祭総合プロデューサー
伊藤京子




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